東根市外二市一町共立衛生処理組合地球温暖化対策実行計画(事務事業編)

 クリーンピア共立では、「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づき、組合が行う事務・事業によって発生する温室効果ガス(二酸化炭素等)の排出を抑制し、地球温暖化対策の推進を図ることを目的とし、「第2次 東根市外二市一町共立衛生処理組合地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」を策定しました。

計画の概要

計画の対象範囲

本実行計画は、組合におけるごみ及びし尿等の収集・処理に係る全ての事務及び事業とします。 対象施設は、「組合管理事務所」「し尿処理施設」「ごみ焼却処理施設」「粗大ごみ処理施設」「リサイクルセンター」「下釜最終処分場」「原の内最終処分場」です。また、委託等により実施する事業についても、受託者等に対して、温室効果ガス排出量削減のため必要な措置を講ずるよう要請し、取り組みを推進していきます。

計画の期間

令和5(2023)年度から令和9(2027)年度までの5年間(第2次計画期間)

温室効果ガスの削減目標

  1. エネルギー起源温室効果ガス排出量
    平成28(2016)年度の排出量を基準として、第2次計画の目標年度である令和9(2027)年度の温室効果ガス排出量を「26.5%削減」することを目標とします。 
  2. エネルギー起源温室効果ガス排出量
    平成28(2016)年度の排出量を基準として、第2次計画の目標年度である令和9(2027)年度の温室効果ガス排出量を「1.28%削減」することを目標とします。

詳細は下記よりご確認ください
pdfファイル第2次 東根市外二市一町共立衛生処理組合地球温暖化対策実行計画(事務事業編):PDF 617KB

温室効果ガス排出状況報告

pdfファイル令和4(2022)年度温室効果ガス排出状況報告書:PDF359KB

令和4年度の排出状況概要(令和5年3月31日現在) 

(単位:t-CO2換算)

区分 基準年度 令和4年度
(実績)
基準年度
対比(%)
目標値
(目標年度:令和4年度)
目標値
対比(%)
エネルギー起源 3,769.77 3,194.22 84.7 3,733.09 85.6
  ガソリン 6.02 4.17 69.3 5.94 70.2
灯油 23.60 3.27 13.9 23.35 14.0
軽油 313.80 314.65 100.3 311.77 100.9
A重油 126.55 125.47 99.1 125.28 100.2
LPガス 1.64 1.23 75.0 1.59 77.4
電気の使用 3,298.16 2,745.43 83.2 3,265.16 84.1
非エネルギー起源 19,862.08 12,205.21 61.4 19,797.28 61.7
  家庭用機器における燃料の使用 0.14 0.01 7.1 0.14 7.1
自動車の走行 3.59 3.29 91.6 3.59 91.6
一般廃棄物の焼却
(内、廃プラの焼却)
19,855.44
(19,174.44)
12,199.58
(11,510.07)
61.4
(60.0)
19,790.72
(19,111.94)
61.6
(60.2)
し尿の処理 2.24 1.71 76.3 2.16 79.2
自動車用エアーコンディショナーの使用 0.67 0.62 92.5 0.67 92.5
合計 23,631.85 15,399.43 65.2 23,530.37 65.4
(一般廃棄物の焼却除く) 3,776.41 3,199.85 84.7 3,739.65 85.6

基準年度(平成28年度)と令和4年度の比較

  • 温室効果ガス排出量合計は15,399.37t-CO2で34.8%(8,232.42t-CO2)減少となりました。
  • エネルギー起源の温室効果ガス排出量は3,194.22t-CO2で15.3%(575.55t-CO2)減少し、非エネルギー起源の温室効果ガス排出量は12,205.21t-CO2で38.6%(7,656.87t-CO2)減少となりました。
  • 温室効果ガス排出区分11区分中、9区分が減少し、1区分が増加となりました。

総括

 第1次計画の最終年度である令和4年度の温室効果ガス排出量は、基準年度と比較し34.8%(8,232.42t-CO2)減少、目標値から34.6%(8,130.94 t-CO2)減少し、削減目標(0.43%以上)を達成する結果となりました。
 目標達成の要因としては、「一般廃棄物の焼却」における廃プラの焼却が、基準年度から40.0%(7,664.37t-CO2)、目標値から39.7%(7,601.87t-CO2)減少したことによるものです。これは一般廃棄物中の廃プラ含有率が、基準年度の31.46%に対して令和4年度では22.93%と低く推移したことによるものです。
 また、一般廃棄物の焼却による排出量を除いた場合においても、基準年度と比較し15.3%(576.56 t-CO2)減少、目標値から14.4%(512.8t-CO2)減少する結果となっており、組合の事務事業における地球温暖化対策への取組が一定の成果を上げたものと言えます。
 今後は、第2次計画の削減目標の達成に向け、取組みの継続、新たな取組みを推進してまいります。

お願い ~地球温暖化防止のために~

 温室効果ガスを削減するには、廃棄物の焼却量を減らすこと、分別を徹底しプラスチック類の焼却量を減らすこと が有効であり、ご家庭でのごみ減量や分別の徹底が、直接温室効果ガスの削減に結びつきます。
 地球温暖化防止のために、ご家庭でのごみ減量や分別にご協力をお願いします。

「ごみ」を減らすポイント4つのR

4tunoR

(1)Refuse:いらないものは断る
  ごみとなるものを家庭に持ち込まない。

(2)Reduce:ごみになるものを減らす
  つめかえ商品を購入する。

(3)Reuse:繰り返し使う
  フリーマーケット等を利用する。

(4)Recycle:資源として再利用する
  正しく分別→原料として生まれ変わる。

4つのRは順番も大事
(4)番のRecycleは最後の手段!ごみを出さないように、ものを大切にする生活を心がけましょう。